平成16年3月31日
お客様各位
株式会社 山喜農園
新潟県北魚沼郡堀之内町原1280−1
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Fax. 794-4168
E-mail:info@yamaki-noen.co.jp
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平成16年山喜農園促成栽培
平素よりお引き立ていただきありがとうございます。
本年も、山喜農園敷地内にて百合の促成栽培試験を行います。3つの球根育成産地から、4つのブロックに分けて栽培します。
促成栽培試験No.1 試験品種の一覧
2003年産オランダ産百合球根を用いたテストです。
比較的新しい品種(隔離栽培免除球根)を自社で選択したものにブレッター社の新品種テストを加え、比較対照用として普及品種を同一管理にて栽培し、品種特性調査を行うことを目的としています。
促成栽培試験No.2 試験品種の一覧
2003年産オランダ産百合球根で、『隔離栽培コンディション』の球根を用いたテストです。
オランダの球根輸出業者と育種業者、6社の協力と要請を受けて次世代の球根生産につなげるために、日本で栽培試験を行うものです。したがって、このグループには、現時点でまだ品種名もなく、育種番号のみの品種も含まれています。
促成栽培試験No.3 試験品種の一覧
昨年の2002年産オランダ産百合球根(開花球サイズ)を用いた促成栽培試験を行った後の球根を箱の中で据え置き養成を行い、昨年秋(10月15日)に新しい箱に植え替え
(昨年までは植え替えなし)した球根を用いてのテストです。
この試験の目的は、全ての球根が同一の気象条件下において栽培されることから品種本来の比較特性調査が可能になるということです。また、一作養成を行った球根(国産球化)の草姿の変化が確認できます。
促成栽培試験 No.4 試験品種の一覧
昨年の抑制栽培試験(2002年産オランダ産百合球根)の開花調査後の球根を11月中旬に屋外に移動し、12月9日に新しい箱に植え替え、温度処理を行ったものです。
この試験の目的は、いわゆる切り下作型への向き、不向きを調査するテストです。開花後に葉茎を残して管理した期間がありましたので、到花日数の早い品種ほど、純粋な切り下球よりは国産一作球に近い結果が出るものがあるかもしれませんが、大まかな様子は見て取れるものと考えています。
使用用土
使用した用土は、群馬産クロボク土 70% + カナダ産ピートモス 30% 見当で培土を作り、ホスカエース(即効性化成肥料)20kg/10a相当、グリーンマグ(水酸化マグネシウム資材)45kg/10a相当、過燐酸石灰40kg/10a相当、炭酸カルシウム40kg/10a相当を加え、混和しました。
今後の管理予定と開花時期予測
@ 5月中旬まで夜温設定15度で管理し、その後は、加温なしで、自然開花させる予定です。
A 球根の生育、管理の素性が同一でない為、必ずしも一斉に咲くわけではないですし、今後の気象でかなりの誤差が生じることも予想されますが、目安として、昨年の促成作型の主要品種の開花日を付記します。
すかし百合:モナ(6月4日)、 ポリアナ(6月12日)、 ギロンデ(6月11日)、
LAハイブリッド:セベコデジール(6月12日)、 サムール(6月8日)
鉄砲百合:ワールドホワイト(6月20日)
オリエンタル:ルレーブ(6月10日)、ソルボンヌ(6月25日)、カサブランカ(7月5日)、シベリア(7月7日)、クリスタルブランカ(7月9日)
OTハイブリッド:コンカドール(6月27日)、イエローウィン(6月20日)
大勢の生産農家、種苗会社、市場関係、その他関連の方にごらんいただきたいと願っております。(輸出業者及び育種会社ともども)
詳細は、お手数ですがお問い合わせください。
以上。