平成24年2月29日
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2011年産南半球産百合球根 着荷・作況調査依頼
平素よりお引き立ていただき誠にありがとうございます。
11年産南半球産百合球根 H24年2月29日現在、約7,243,525球/7,287,025球の内の球根を出庫させて頂きました。
2011年産NZ産
ネイピア・アイランドバルブ社産→良かった。
カリビアンについてはPlamv問題。ショッキングでした。東日本の低日照、低地温では16/18、18/20でやや輪不足となる品種もあった様だが、西日本ではほぼ納得のいける出来となっている。
対日市場にはO.H/O.T南半球産全輸入球数のうち約10%強の輸出割合となっているが、当社にとっては約1,100,000球強(19.2% 業界より多い)と主要な生産地となっている。(Vletter社分含む)
12年は増加予定だが、ちゃんと納品してくれるか?
ラカイヤ・バッカー社産→まずまず。
リアルトはちょっと力がなかった。逆に作型間違えなければ、葉焼けが出にくく使い勝手が良い。ソルボンヌは良かった。対日市場にはO.H/O.T南半球産全輸入球数のうち約17%強の輸出割合となっているが当社取扱数は約950,000球(16.6% 業界とほぼ同じ)と主要な生産地となっている。(Vletter社分含む)
ラカイヤ・VZ社産→L.Aはロイヤルトリニティの発芽問題以外はまずまず。O.H/O.Tはご存知の通り一部バイラス(LMOV)問題、ルレーブ(芽条変異混種問題)。
バイラス問題は補償方針がある程度はっきりしている。ルレーブ混種問題については、ソルボンヌ等明らかな異品種混入については当然事故扱いになるが、芽条変異による所の問題については協議中です。
事故対象ロットまで含めて、品質・力については、まずまずだったと思います。
TL/2Nでやや力不足を感じているロット(コンスタンタなど)があった様です。
南半球産A.H/L.A全輸入球数のうち約45%の輸出割合となっている様ですが、当社取扱数は約1,000,000球で当社のA.H/L.A系取扱いの約63%となっている、重要な取引先です。
O.H/O.Tについては南半球産全輸入球数のうち相当高い輸出割合となっている様です。当社取扱数は約2,500,000球と南半球産O.H/O.Tの最大の仕入先となっています。(当社取扱南半球産O.H/O.Tの43.5% 業界の割合とほぼ同じか、当社割合の方が若干少ない?)
広く日本中の業者が支持しています。VZ社における当社シェアは、もっと高いと思っていました。
ゴア・サザンフローラ社産→O.H/O.T、バイラスその他事故が多かった。
99年免除以降、主要な取引先となっていましたが、どうしても品質上の問題で取引減少。しばらく休止していましたが品薄状態の為、10年産で取引を再開したがやはりうまくいかなかった。
A.H/L.Aについては取引増加傾向。10年産は事故が目立ったが11年産は順調な様子。12年産は?
11年産オランダ産12年産オランダ産の過剰流通の影響を受ける様な気がしています。
対日シェアはA.H/L.Aは順調に増加中。O.H/O.Tは?当社においてはA.H/L.A約380,000球(24% 業界の割合より多い様です)O.H/O.Tについては75,000球(1.3% 業界の割合より少ない様です)
2011年産CH産
ロスアンジェルス産・サンハーベスト社産→まずまず。良かった。
対日輸出割合は不正確なので示せない。当社取扱数約250,000球(4.4% 業界よりやや多い?)でサザンフローラ社についで少ない量となっていますが、たぶん250,000球という数字は、この会社の対日輸出量の30%前後となっている様に感じている。
増やしていきたい。
バルディエア産・ソネ社→L.Aは良かった。特にクーリア。Vletter社委託分を中心にPlamv問題有。そんなには多くはない?
一部ではソルボンヌなどでも確認されたそうですが、当社扱い分では?(これから問題が出るのか?)
東日本側でも10月/11月定植作型で再注目。
対日輸出数は不正確なので示せない。当社取扱数は約570,000球(10% ほぼ業界と同じくらい?)12年産は増えるような気がする。(シェア率)
ピュエウエ/オソルノ近郊産・サザンバルブス社→良い仕事をしていると思います。
丈がやや伸びない。葉枚数がやや少ない。多すぎるという意見もあった。(ソネ社も少ない)使い方を見極めれば、結構広いレンジで使えると思う。(11年産は1Nと2Nが分かれていなかったから・・・)
今シーズンから1Nと2Nはわけてくれる。これはありがたい。そうでないと・・・。後はどの圃場分がくるか・・・。
対日輸出球数は不正確なので示せない。当社取扱数は約525,000球(9.2% 業界の動きより2〜3%くらい少ない?)12年産は増えるような気がする。(シェア率)
※ソネ社/サザンバルブス社ともに、過去には各々1,500,000球を超える取引を行った年があった。
再度、復活してくれればと願っている。
1999年〜2011年までずっと平らな取引が出来てきたわけではない。
途中で取引をやめた会社、激増激減した年もある。
作況が不安定なのだから仕方ない部分もある。
発展途上はお互い様だが頭にくる事もある。切花産地の評価も移ろいます。品種の趨勢もあります。
※南半球産って、ユリ球根って、ワインが美味しい年、美味しくない年みたいな話に似ています。
【カーブドッチ】というワイン会社に言わせると、新潟市信濃川近郊は、フランス・ボルドーに似ているのだそうです。
年間1万本たらずの生産量でも個性で売っていける、経営できる、お客様に支持されるワイン産地を作りたいのだそうです。(小さいワイナリーが増加中との事。どうりでブドウ畑が増えていたわけだ!)
タバコは激減中(JTの退職金政策の為)
大きくても小さくても評価される様な、ヨーロッパやオセアニア・チリにも負けないワイン産地を作っていきたい。
社長は鹿児島出身、ドイツで研修した人だそうです。
日本も世界も、「その土地」に対しての思いは強いですよね・・・。
鹿児島の人が新潟の農業・農地の可能性を見出す。すごいなぁ〜。
NZはラカイヤに生産地が集中していくみたい。
CHはバルデェビィア・オソルノがいずれ同じ様な特徴を示してくるかもしれません。
ロスアンジェルスは一線を画して頑張っていけるかな・・・。
繊細はお問い合わせ下さい。宜しくお願い致します。
例年お願いしている書式で作況報告をあげていただきたく、よろしくお願い致します。
できるだけ早く輸出業社に伝えていきたいと考えていますので、お彼岸前のお忙しいところ申し訳ありませんが3月16日(金)までのご提出をお願い致します。
伴わせて出荷台帳(出荷実績表)をお送り致します。また同封の資料をご確認いただき、結果をご返送下さい。
よろしくお願い致します。
資料は各JAまたは本人様に郵送されております。