平成22年8月3日
お客様各位
株 式 会 社 山 喜 農 園
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球根情勢報告
南半球産百合球根欠品状況について(その2)修正版
平素よりお引き立ていただき誠にありがとうございます。
度重なる欠品・受注変更が発生しております。誠に申し訳ございません。
ここまでの情勢は、
10年産本年の発注ピーク時(6月15日頃) |
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A.H/L.A |
1,342,300 |
球 |
||
O.H/O.T |
6,786,175 |
球 |
||
8,128,475 |
球 |
|||
7月30日現在 |
||||
A.H/L.A |
1,188,000 |
球 |
ピーク時の約 |
88.5% |
O.H/O.T |
6,660,585 |
球 |
ピーク時の約 |
98.1% |
7,848,585 |
球 |
ピーク時の約 |
96.6% |
となっております。
09年産と比較してみますと、昨年は欠品後の実取扱い数が
09年産の発注ピーク時 |
||||
A.H/L.A約 |
1,800,000 |
球 |
||
O.H/O.T約 |
6,000,000 |
球 |
||
約 |
7,800,000 |
球 |
||
実輸入数 |
||||
A.H/L.A |
1,713,750 |
球 |
ピーク時の約 |
95.2% |
O.H/O.T |
5,706,937 |
球 |
ピーク時の約 |
95.1% |
7,420,687 |
球 |
ピーク時の約 |
95.1% |
の確保率となっておりました。
(昨年を振り返ってみれば、よくこれだけの欠品率で済んだなあと思います。本当に酷かったですから!)
A.H/L.Aについては、08/09年産オランダ産球根輸入数は、減少する事が予想されており、加えて10年産南半球産も大きく減少する様なので(元々の確保数も少なかった。)11年3月いっぱいは時期にもよりますが、やや切花が不足気味に推移することがほぼ確定となるようです。(10年南半球産A.H/L.A欠品処理は概ね終了。)
O.H/O.Tについては、09年産の時の欠品状況と違い、大きな欠品はあるものの、皆様方のタイムリーな対応のおかげで、比較的有望な代替確保ができている為、シイラ、ティアラ、ジャスティナ、ルレーブ(N.Z/C.H両産地とも)など高い欠品率の品種があったにもかかわらず、まずまずの対応ができているようです。
これから主要な品種、ソルボンヌ、シベリア、カサブランカ、アクティバ、ロンバルディア、W.アルベルティ、リアルト(本日連絡)サンテンダー、リオブランコ、ユニバース、ノバセンブラ、ビビアナ、コンスタンタ、ブレッタ系新品種の報告が入り始めます。
昨年は、N.Z産ラカイヤ地区のV.Z/N.Z社、バッカー社が凶作といわれるくらい欠品が多く、加えてC.H産ソネ社が考えられないくらい大きな欠品を出してしまった年でした。(それでも何とか帳尻を合わせた…?)
まだまだ油断はできませんが、昨年よりはいくらか良いのかなあ…と感じています。(サザンバルブ社生産分が心配ですが、幸い本年は取扱い予定数が少なめです。)
A.H/L.Aについては、10年産オランダ産の早期輸入(休眠打破との兼ね合いもあります)が船足の関係で難しくなっていますが、品種やサイズ構成で需要を満たす様、対応していかなければと考えています。(国産早掘りも視野に入れなければならない…?)
O.H/OTについても、08/09年産オランダ産の減少・10年産オランダ産の入荷時期(休眠打破との兼ね合い)との関係である程度は南半球産は増加させなければなりませんが、一方で過剰すぎる輸入量でも困ります。慎重に代替作業を進めていきたいと考えています。
昨年は9月第1週頃まで欠品受注調整作業が続きました。
これからが、様々な意味で調整本番を迎えると思います。色バランスを壊さないで代替を確保することが難しくなってくるのはこれからです。(ピンクの代替は可能な限りピンク。少なくとも色物で。白系の代替は可能な限り白系で、且つ同じ作型に使い安い品種で。)
昨年よりも欠品対策が、立て易ければ立て易いなりに質の高い代替ができる様に頑張りたいです。(言うのは簡単ですが…実際は難しい。)
変更なんて無いにこした事はないのですが…。
すみません。よろしくお付き合い下さい。
参考1(A.H/L.A・O.H/O.T) |
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|
日本 |
当社 |
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|
ピーク時発注数 |
実輸入数 |
欠品率 |
ピーク時発注数 |
実輸入数 |
欠品率 |
|
Crop 02 |
14,000,000 |
11,897,000 |
15.0% |
6,300,000 |
5,600,000 |
11.1% |
* |
Crop 03 |
14,500,000 |
12,082,000 |
16.7% |
5,200,000 |
5,000,000 |
3.8% |
|
Crop 04 |
不明 |
16,079,000 |
不明 |
6,000,000 |
5,850,000 |
2.5% |
* |
Crop 05 |
23,850,000 |
20,289,000 |
14.9% |
7,700,000 |
7,450,000 |
3.2% |
|
Crop 06 |
25,804,000 |
22,083,000 |
14.4% |
7,300,000 |
6,750,000 |
7.5% |
|
Crop 07 |
26,581,000 |
25,327,000 |
4.7% |
6,823,000 |
6,738,000 |
1.2% |
|
Crop 08 |
27,766,000 |
24,344,000 |
12.3% |
7,728,000 |
6,889,000 |
10.9% |
* |
Crop 09 |
25,885,000 |
24,759,000 |
4.4% |
7,800,000 |
7,421,000 |
4.9% |
* |
Crop 10 |
28,292,000 |
未定 |
未定 |
8,128,000 |
未定 |
未定 |
|
Crop 10* |
(27,039,365) |
|
* |
||||
*Crop02の当社欠品率の高さは土付き事故の為 |
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*Crop04の日本のピーク時発注数は未調査の為不明 |
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*Crop08の欠品率の高さは、リーマンショックの影響と前年の燃油代の高さから消費減が見込まれた為 |
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*Crop09の当社欠品率が全国より大きいのはフレッター率が高い。ソルボンヌ率が高い為。 |
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*Crop10*の日本全体の発注数は、6月1日調査数。( )内は2月11日調査数。 |
参考2(O.H/O.Tのみ) |
※Crop06以前はA.H/L.Aの輸入量は少ない。 |
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日本 |
当社 |
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ピーク時発注数 |
実輸入数 |
欠品率 |
ピーク時発注数 |
実輸入数 |
欠品率 |
|
Crop 07 |
24,027,000 |
24,027,000 |
0.0% |
6,218,600 |
6,202,000 |
0.3% |
* |
Crop 08 |
24,121,000 |
21,144,000 |
12.3% |
6,247,000 |
5,587,000 |
10.6% |
|
Crop 09 |
22,102,000 |
20,711,000 |
6.3% |
6,122,000 |
5,707,000 |
6.8% |
* |
Crop 10 |
24,919,000 |
未定 |
未定 |
6,786,000 |
未定 |
未定 |
|
Crop 10* |
(23,992,565) |
|
* |
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*Crop07のピークは2回の調査数(輸出業社から聞き取り)より実輸入数の方が多かった? |
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*Crop09の当社欠品率が全国より大きいのはフレッター率が高い。ソルボンヌ率が高い為。 |
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*Crop10*の日本全体の発注数は、6月1日調査数。( )内は2月11日調査数。 |
森山 隆 以上