平成22年2月1日
お 客 様 各 位
株 式 会 社 山 喜 農 園
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2009年産南半球産百合球根 着荷状況、作況調査依頼
平素よりお引き立ていただき誠にありがとうございます。
09年産南半球産百合球根 約7,348,552球/7,419,332球の内の球根を出庫させて頂きました。
本年の球根は、NZ産については ・ネイピア産・アイランドバルブ社産 →良い。(昨年よりボリューム的にやや劣る)
・ラカイヤ産・バッカー社産 →良い。(昨年よりボリューム的にやや劣る)
・ラカイヤ産・バンザンテンニュージーランド社産→良い。(昨年よりボリューム的にやや劣る)
L・Aは昨年よりずっと良い。
O・Tはリンが付き過ぎ。
・ゴア産・サザンフローラ社産 → L・Aは良い。
となっている様です。
CH産については ・ロスアンジェルス産・サンハーベスト社産 →まずまず。
・バルデュビア産・ソネ社産 →オリエンタル・良い。(大欠品でしたが…)
OT・やや細い印象。
LA・良い。昨年に比べてバラツキが少ない。
・オソルノ近郊産・サンアンドブリーズ社産 →まずまず。
・ 〃 産・ヴィアル社産(OA社) →まずまず。(NZ産には勝っていない)
・ピュエウエ産・サザンバルブス社産 →09年産は2年生中心の供給。素晴らしい。
(10年産は1年生が中心となるので09年産の
様にはならないと思う)
・ピュエウエ産・バルボスデスロスアンデス社産 →09年産は2年生中心の供給。大変良い。
(10年産は1年生が中心となるので09年産の
様にはならないと思う)
NZ産 CH産
・09年産 日本の入荷割合 … 66.6% 33.4%
・09年産 山喜の入荷割合 … 64.6% 35.4%
・09年産 オリエンタル入荷割合 … 61.5% 38.5%
(山喜扱い分)
・10年産 山喜の契約割合 … 70.2% 29.8% (平成22年1月29日現在)
09年産NZ産は08年産よりボリューム感に欠けて輪付きが劣り、09年産CH産については近年では極、品質の良い年となる
様です。
(後日レポートしますが、10年産は再び逆転してNZ産の方が「球根の力」がある年になる様な気がしています。
=定植後から今までの天候の影響により)
そんな力の無い年でも、NZ産はやはり力が有りまです。
ソルボンヌ、カサブランカ、リアルトなどでは特にはっきりとその差が出ています。=根の強さです。
気象条件に恵まれていない東日本での内陸、日本海側などでその差がはっきりと出てきます。
(輪付きはCH産の方が良くなるケースがありましたが、草姿はやはりNZ産の方がボリューム感がある様です)
上根の弱い品種はラカイヤ産、ネイピア産の球根が良いと思います。上根の強い品種はCH産でもOKです。
(どうやらNZ産カリビアンは葉枯れ病が出ていない様です)
「上根が強い」?「上根が弱い」?→何に対して強い?弱い?
Ph・Ec・水・地温・気温・空中湿度・それらの急激な変化。極めてベーシックな事です。
球根が栽培された環境で、上根の力に差が出てくるのはあたり前の事です。
何年来お話し続けていますが、球根の特徴・品種の特徴を正しく理解して導入計画を立てましょう。
よろしくお願い致します。
例年お願いしている書式で作況報告をあげていただきたく、よろしくお願い致します。
できるだけ早く輸出業社に伝えていきたいと考えていますので、2月22日(月)までのご提出をお願い致します。
伴わせて出荷台帳(出荷実績表)をお送り致します。また同封の資料をご確認いただき、結果をご返送下さい。
よろしくお願い致します。
資料は各JAまたは本人様に郵送されております。