平成21年8月31日
お客様各位
株 式 会 社 山 喜 農 園
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球根情勢報告
2009年ｵﾗﾝﾀﾞ産百合球根価格表兼在庫表
/09年産国産百合球根価格表兼在庫表送付にあたり
平素よりお引き立ていただき誠にありがとうございます。
最近の情勢を勘案し、新しい価格表/在庫表を作成・送付いたします。
よろしくご確認ください。
①09年産南半球産の欠品報告も残す所、ｿﾈ社産ｶﾀﾛﾆｱ、ﾙｰｼﾛﾝ、そして最後の大物ｿﾙﾎﾞﾝﾇの3品種の連絡を残すのみとなりました。輸出業社からの事前情報によれば、55～75％前後の欠品になるのでは？といわれています。
当社が確保していた（受注していた）ｿﾙﾎﾞﾝﾇのｿﾈ社産は、16/18で44,000球・18/20で381,900球ですので、約275,000球前後の欠品が予測されているわけです。大変な事になりそうです。
対して、確保されている未販売在庫は、約90,000球となっております。すでに、輸出作業もN.Z産で80％強、C.H産でも67％強の船積みが終了しており、（入荷も進んできています。早めの出庫指示をよろしくお願いします。）追加での代替確保が難しくなってきています…。（現地には有望な在庫がほとんど残っていません。）
②南半球産の作柄等の予測から、ｵﾗﾝﾀﾞ産TUBO球・2N球等の確保を進めておりましたが、主要品種といわれる品種の取り引きは既に終盤を迎えている為、価格がやや上昇しているだけではなく、確保そのものが難しくなりつつある様です。何とか南半球産不足分を補う量だけは…と考えています。
③現在までのところ、当社南半球産の発注確保数は 約7,610,000球
受注数は 約7,504,000球
となっております。ゆうに、1,600,000球を越える欠品報告がされた割には、（O.H,O.T発注ﾋﾟｰｸ約6,100,000球の内）受発注ともに本年の取り引き机上ﾋﾟｰｸ時からの減少数が少ない様に感じますが、これは従来頻繁に取り引きをしていない輸入業社様から荷出し積み合わせの関係等でご注文をいただいた為だと思います。
従来から取り引きのあるお客様に対しては、ｹｰｽﾊﾞｲｹｰｽですが、約10％～15％の欠品率のままで、元々受注していた球数まで数字を回復されたお客様はほとんどいないようです。
皆様が冷静な対応をされているなあ、と感じています。
従って、09年産南半球産O.H、O.T系の日本市場総輸入数は、昨年より増加することはまず起き得ない状況、となる様です。
9月第2週頃には、主要輸出業社から、対日市場に向けての販売状況調査を行なう予定です。
④そんな状況の中で、1月/2月定植用球根確保の為、新潟県産早掘り/北海道小清水産早掘りの在庫照会が入ってきた様です。ちょっとだけ、国産球が再評価される現象も生まれた様です。
⑤8月31日現在、09年産ｵﾗﾝﾀﾞ産百合球根は、約30,200,000球発注確保 前年同期比101.6％
約26,220,000球受注 前年同期比 99.5％
昨年と殆ど同じﾍﾟｰｽで取り引きが進んでいるようです。
8月20日頃から、輸出業社は作況調査に入り始めました。
私も9月1日より6日まで圃場調査の為にｵﾗﾝﾀﾞに出張してきます。
帰国後、ご報告いたします。
⑥今回のｵﾗﾝﾀﾞ産在庫表には遅れていたVletter社品種群の価格が掲載されております。すでに何回かご案内させていただいている通り、P.O社・VWS社からの仕入を中心として、これまでに頂いたご注文についての受注価は決定させていただきました。（詳細は月初め送付される出荷残一覧にてご確認下さい。）
今回の価格表には、Z.P社からの仕入れ価格が反映されているものがございますので、やや高めの設定となってしまった品種もございます。（それでもまずまずの価格との評価の様ですが…。）
よろしくお願い致します。
以上 森山 隆