平成20年 930

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2007年産オランダ産百合球根着荷状況作況調査依頼

 

 平素よりお引き立ていただきありがとうございます。

 

925日現在、約36,600,000球の百合球根を出荷させていただきました。

(残すところ約1,700,000球)

07年産オランダ産百合球根は昨年12月の出荷開始以来、今日現在に至るまで比較的クレームの少ない年となっている様です。

 07年産球については、球根栽培時の気象条件により「力の無い」球根、「保管性」の悪い球根、となる事が予測されていた為、多くの事故が起きることを心配していましたが、幸い、ここまでに報告されているクレームは「昨年比較」でも少なめとなっています。

 事故が少なめとなっている考えられる要因は、

@     今年の日本は大きな気象変動もなく一部東北・北海道方面では暑い時もあった様ですが、昨年に比べれば降雨量が多く涼しい時もあった様だという事。

A     シーズン前半から切花農家の皆様が「力の無い」球根を意識した管理を徹底していただけたのではないかと思います。(感謝)

B     解凍後出荷(マイナス温度帯から出庫後4℃温度帯で514日間順化した後の出庫=奇形花、花飛び、凍害症状の軽減、輪付きの向上=プレルーティングにはいる前の準備段階を当社予冷庫にて行う=順化管理料¥0 )の割合が確実に増加している事。

     プレルーティングではありません。誤解しないように注意。

ところで、一部東北・北海道方面でプレルーティングの普及が遅れていた地域では苦戦した方がおられた様です。

 

     例年通り起きてしまうサイズ違い、数量違いの失敗はあまり減少していない様に感じています。

     ロイヤルトリニティ/セベコデジールの品質差異の解決が難しくなっているなぁと感じました。(特に07年産の様な年は母球管理がしっかりされていた球根とそうでない物との差が大きく出てしまう。力の有る年ならここまで差は開かないのだが。使用サイズUPがとりあえず逃げ道か?)

     リアルト/ニンフTLなどで90%を超える(全損)ブラックノーズが出たロットがあります。カサブランカTYSでも2件ほど期待した品質に達しない農家が出てきてしまいました。

     全体的には「力不足」の影響が輪付きには出ないで根張りの悪さ、葉数の少なさ、ボリュームの無さという方向に出ていた様です。(デジールなどは典型的)

 

1)        同一品種内の品質差異の減(一部古い品種では特に難しい事です。)

2)        事故率を下げる為の切花生産地域各々の作型に合った品種/サイズの調査普及(新しい品種の開発は球根品質向上の為にも有効)

 

 ※1997年以降強化してきたポイントを更に進めていく為、輸出業社/球根栽培農家(会社)/育種会社との連携を更に強化していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 これまでに出庫納品させて頂いた球根の出荷台帳をお送り致します。

 何かお気づきの点がございましたらご報告頂きます様お願い致します。

 別途「着荷状況作況報告書」を同封致します。(例年通りの書式)

 早めにクレームを集計し10月中に来日する輸出業者との検討の資料にもしたいと考えております。

 1018日(土)までにご報告頂きます様、よろしくお願い致します。

 

 

同封資料

 

     得意先商品別出荷台帳照会

     品種名・サイズ・出荷日・ロットNO・出荷球数・納品先名が明記されている資料

     得意先納品先商品別出荷台帳照会

     納品先名・品種名・サイズ・出荷日・ロットNO・出荷球数が明記されている資料

     (JAから農家に確認頂く時に便利)

  ・着荷状況及び作況報告書

     記入用紙・記入例 各1枚

     すでにご報告頂いた分をまとめた一覧表(報告された方のみ)

 

※今回お送りしました出荷台帳照会は 930日までの出荷分です。

 

追記:栽培途上分等、期日までに報告できないものもあるかと思いますが、可能な限りご報告下さい。期日以降の報告分につきましては、事故処理が年明け以降になる事があります。

何卒ご容赦ください。(07年産早期出荷繁忙期を迎える為)