平成2099

お客様各位

市場百合切花担当者様各位

株 式 会 社  山 喜 農 園

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球根情勢報告

32協力市場様による百合切花市場流通状況について

 

 

 平素よりお引きたていただきまして、誠にありがとうございます。

 

 「32協力市場様による百合切花市場流通状況20081月〜6月分」の資料が出揃いました。

6月末日で〆てから約2ヶ月で資料が集まった事は、協力市場様に只々感謝するのみです。ありがとうございました。(今回は冬場の作型用の資料となります。)

 

 

 この「32協力市場による百合切花市場流通状況」と、「花卉卸売市場報告・品目別卸売数量価額価格の推移」、「その他の百合」を比較してみました。

 

 

卸売市場調査報告(その他の百合)

2協力市場百合切花流通状況(AH+LA+OH)

 

 

 (*1000)卸売数量

   (*1000)  卸売価額

    ()卸売単価

  (*1000)卸売数量

占有率

  (*1000)  卸売価額

占有率

     () 卸売単価

 (円)比較

2002

164,217

26,250,621

160

77,761

47%

12,819,229

49%

164.9

+4.9

2003

164,497

25,552,093

155

86,803

53%

13,583,148

53%

156.5

+1.5

2004

161,495

26,297,897

163

87,142

54%

14,533,518

55%

166.8

+3.8

2005

154,233

26,166,448

170

84,249

55%

14,529,210

56%

172.5

+2.5

2006

155,665

25,943,120

167

85,781

55%

14,428,715

56%

168.2

+1.2

2007

146,139

25,038,523

171

83,394

57%

14,636,317

58%

175.5

+4.5

2008

未定

未定

未定

31,316

-

5,850,216

-

186.8

-

 

 

 

 

(上半期)

 

(上半期)

 

(上半期)

 

 

 

偶然かと思いますが、大手市場様及びJA北魚沼からのアドバイスが多少ありましたが、「ほぼ無作為」に北は北海道から南は鹿児島県まで、20億円〜310億円弱の様々な売上規模から選択した、市場様のシェア率は年々増加してきた様です。平均販売単価の動きも「卸売市場調査報告」の単価よりやや高い様です。

 

 

 全国的には約160前後の切花市場があると言われておりますが、ご協力いただいております32市場の数字を用いて、ほぼ全国の平均的な動きと判断してよい様です。(協力市場は現在も募集中です。ご紹介いただければ大変ありがたいです。よろしくお願いします。)

 

*卸売単価の差異・経過年の動きが「卸売市場調査報告その他の百合」の動きと極めて一致していることが、全国平均とみなす裏付け。

*「卸売市場調査報告」には、AH/LA/OHの分類は無く、これら3品目を合計した「その他百合」という分類のみ。(従って、ご協力いただいて作成している本資料しか、AH/LA/OH 3品目のそれぞれの動きがある程度解る資料はありません。)

 

 

 今回発行の資料から上半期/下半期(1-6月/7-12月)という期間で分けた資料3枚。

それと、P12/1-5月、1-5/T12/6-11月という期間で分けた資料3枚。(P12=前年12月。T12=当年12月。)合計6枚の資料となります。

 

@     オリエンタル系の02年から07年の期間で(前年対比ではなく経過年を通して見てください。)7/12月の下半期の月次の流通本数と平均価格の動きを注目してください。相場で生産計画を動かすのではなくて、安定的な出荷がいかに大切か解ると思います。(オリエンタル切花について)

 

A     南半球の百合球根が潤沢に供給されるようになってきています。(オリエンタルだけでは無く、AH/LAについても。)市況が夏場の動きに似てこない様に。そこからの脱却に、夏場の産地は今、一生懸命取り組んでいる所です。(コストのかかる時期です。くれぐれも無理の無い様。)

 

B     AH/LAについても、「計画的」ではない生産が増えた年は単価が下る事が、わりと解りやすいのではないかと思います。菊・バラ・カーネなどの輸入切花やアルストロメリア、トルコギキョウなどに対抗するには、(価格ではありません)計画生産・計画販売が最も有効な競争手段だと思います。(似かよった消費層の中で、取り扱われやすい魅力ある花材となる為。)

 

  出荷先市場のキャパシティも十分市場側と打ち合わせすべきです。各々の市場によって状況はまるで違うと思います。それぞれ個性的です。(計画的な出荷を待ち望んでいる市場は山ほどある。無計画な出荷に押し潰されてしまっている市場も、これまた沢山ある。)

 

 

*「OH百合」、「AH/LA百合」というそれぞれの切花品目が、(まったく違うマーケティングが必要。)日本の切花市場にとってどんなポジションに立っているのか、よくよく分析していただきたい、その為の1つのヒントにこの資料がなれば幸いです。

 

 資料供給協力32市場様(アイウエオ順)

1梅田生花市場、2大田花き、3岡山県生花卸梶A4且ュ児島県園芸花市場、5鹿児島花き園芸農業協同組合、6金沢花市場、7京都生花梶A8轄驪ハ園芸市場、9札幌花き園芸梶A10鰍キるが花き、11叶「田谷花き、12仙台生花梶A13叶V花、14椛謌皷ヤき、15樺゚見花き、16東京フラワーポート梶A17樺キ野中央園芸、18竃シ古屋花き卸売市場、19鰍ネにわ花いちば、20西日本花き梶A21渇ヤ春生花地方卸売市場、22渇ヤ満、23兜l松生花地方卸売市場、24鞄兼本板橋花き、25兜P路生花地方卸売市場26福岡県花卉農業協同組合、27兜汢ヤ園花き地方卸売市場、28フラワーオークションジャパン、29潟tロリード、30鞄関東花き園芸卸売市場31葛{崎中央花き、32ヤマヱ生花市場

 

 

不明な点等あればお問い合わせ下さい。

以上

森山 隆