平成20212

お客様各位

株 式 会 社  山 喜 農 園

新 潟 県 魚 沼 市 原1280-1

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球根情勢報告

 

 

2008年産南半球産百合球根価格表送付にあたり

 

 

平素よりお引き立ていただき誠にありがとうございます。

 

2008年産南半球産百合球根価格表を送付させていただきます。よろしくご確認下さい。

 

@     球根はニュージーランド/チリともに日本郵船蒲lに輸送していただきます。昨年対比最小限の値上げがされましたが、球根価格を押し上げる要因にはなりませんでした。

 

 

A ニュージーランド産は清水港揚げ鈴与蒲lコントロール、チリ産は神戸港揚げ叶剔コ倉庫様コントロールで行なう予定です。

  二社とも業務の精度では、他運送、乙仲業社の追従を許さない、最もレベルの高い会社だと認識しております。(特に港における業務の重要性は、植物検疫検査、税関検査、貨物輸送時にその真価が問われる。当社は、乙仲業社冷蔵庫は、使わない。)

 

 

B 為替管理について

  08年産南半球産百合球根の仕入れ予定額は約2,000,000EUROを予定している。

 25日現在約1,000,000EURO1EURO=\142.71-で確保してある。仮に残りの1,000,000EURO\160.0-以下で管理できれば、1EURO=\151.36-を適応できる。

 26日現在の為替レートは1EURO=\157.58-TTS第四銀行)

1)  お客様からの注文はまだ確定していない。

2)  発注額も確定していない(作況悪くて発注額が減ることもある)

等、為替管理を100%はできない事情があります。

 *今回発行する価格表上の参考価格は1EURO=\151.0/153.0-で計算した価格を示します。

   (目標は1EURO=\151.0-以下。できる自信は50%くらい)

 

 ☆参考までに07年産オランダ産百合球根の注文をいただいていた072月〜081月の間の平均為替レートは1EURO=\162.9-でした。販売価格設定に使用したレートは07年〜0825日までが1EURO=\156.0-                                                    0826日以降1EURO=\153.0- です。

 

  今や日本で最も厳しいと評価されている当社取引条件、支払い条件を、未だに守っていただける方には、為替差益還元ができる年となりそうです。=対象商品07年産オランダ産百合球根。

  (前払いまでして当社を支えてくださる方々がいて始めてこの為替管理ができている。)

 

 

*為替管理だけは、球根農家も輸出業社・関連業社も、誰も傷つかないで少しでも皆の利益が増やせるポイント!

 

C       商品確保状況

 

 

08年産

07年産

NZ

OH

3,752,500

4,594,000

 

LA

1,197,500

501,000

 

4,950,000

5,095,000

 

 

 

 

 

 

CH

OH

2,163,500

1,608,000

 

LA

186,500

35,000

 

2,350,000

1,643,000

 

 

 

 

 

 

合計

OH

5,916,000

6,202,000

 

LA

1,384,000

 

538,000

 

総合計

 

7,300,000

6,738,000

 

 

 

 

 

 

08/02/05現在受注数

5,500,000

在庫数 7,000

 

 

D       現在までの08年産作況

NZ産  昨年より暑い。球根は暑くて太りにくい。大球欠品傾向?

しかし、「力のある球根」ができる。たとえば、12月中旬以降〜2月上旬植え付け作型はソルボンヌ18/20、シベリア18/20コンカドール20/UPが必要かもしれないが、920日〜12月上旬まではソルボンヌ16/18、シベリア16/18、コンカドール18/20で良いのでは?

    ラカイヤ産は、青かび、輪ペン腐敗対策をしっかり行なうはず。08年産はゴア産の仕入れを減らします。(復活は期待している。サザンフローラは、まじめな農家です。)

 

CH産   昨年より暖かい。良い球根ができそう。(ここまでの気象条件的には)

 

   07年産の輪付きが良くなったのは気象要因ではない?

昨年の気象条件では輪付は悪くなったはず!

何故良くなったのか?

1)  植え付けが3週間〜1ヶ月早くできた。(特にソルボンヌ)

2)  栽植密度が広がった。

3)  火山灰土の施肥管理技術が向上した。(オランダの作り方ではだめ。むしろ魚沼地方の球根作りを勉強したほうが良かった。知らない奴が余計な事を言いすぎ。)

4)  球根選別を良くした。

 

07年産チリ産の球根品質を向上させたのは「人間の力」だ!

  

  注意:東日本側は07年産の結果だけで一喜一憂しないほうが良い。

     920日〜11月末までの植え付けではNZ産にも負けない輪付きになっているが、遅い作型はチリ産ではやや不安。(07年産は大丈夫みたいだが)

 

    品種ごと、作型ごとの産地導入をしっかり検討してください。

 

    29日(土)〜215日(金)チリに出張してきます。

   現地で使う携帯番号は日本からかける場合

090−3647−9146(au つながりにくい)

090−2882−5166(Soft Bank つながりやすい)

 

 

 それにしても、球根価格は安すぎます。(当社の粗利は減る一方、私の体重だけは増えてますが。)

 オランダ球根農家は100150社経営不振/不安な状態という噂がある位ひどい状況です。何とか花が高価く売れないと球根農家も切花農家も死んでしまう。球根屋の仕事が無くなってしまう。

 

 

  来週からは遅れていた商売が一気に始まります。(お願いします。)

  (昨年は10月末〜11月末に80%の受発注が行なわれた。)

  (今年は120日以降スタート。約45日〜50日遅らせた結果、考える時間、判断材料も増えたと思います。)

 

 よろしくお願いいたします。詳細はお問い合わせ下さい。

 

 

(株)山喜農園 森山 隆