平成18年12月27日
お客様各位
株 式 会 社 山 喜 農 園
新 潟 県 魚 沼 市 原1280-1
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球根情勢報告
06年産オランダ産百合球根在庫表送付にあたり
平素よりお引き立ていただき誠にありがとうございます。
「06年産オランダ産百合球根在庫表」及び「即納可能在庫一覧」を送付させていただきます。
よろしくご確認下さい。
なお今回の12月27日付け在庫表より1EURO=\152.0-の円貨固定の在庫表となります。1月以降再び適応レートが変更となる場合もあるはずです。毎回発行される円貨での受注となります。よほどオランダ渡し価格に変更が発生する場合には別途ご連絡いたします。
球根及び輸入百合切花の近年の流通状況
|
02年産 |
03年産 |
04年産 |
05年産 |
06年産 |
07年産 |
当社扱い 透し LA.Long. |
19,503,000 |
19,734,000 |
18,201,000 |
17,772,000 |
* 16,810,000 |
未定 |
当社扱い O.H O.T |
24,893,000 |
26,596,000 |
25,822,000 |
25,644,000 |
* 23,550,000 |
未定 |
合計 |
44,396,000 |
46,330,000 |
44,023,000 |
43,416,000 |
* 40,360,000 |
未定 |
日本輸入量 |
165,838,000 |
162,103,000 |
148,879,000 |
147,002,000 |
未定 |
未定 |
百合 切花輸入量 |
6,300,000 |
7,060,000 |
9,618,000 |
7,971,000 |
* 5,020,000 |
未定 |
* 日本の百合球根輸入量は各年の植検対象球数。05年産は変更の可能性あり。
* 06年産の山喜農園取り扱い数は12月25日現在の確保数。現在発注継続中。
* 日本の百合切花輸入量は各年の植検対象本数。06年の切花輸入量は11月末現在。
南半球産との兼ね合いもあるが02年以降〜05年産の輸入球数は減少傾向になっている。06年産はまだわからないが現在の当社確保数は前年対比約93.0%となっており、減少傾向は変わらず単年度の減少比としては95/96年産96/97年産の減少率を上回っている。
百合切花の輸入量も減少傾向を示しており切花園芸業界の不振と一致している。「菊」、「バラ」、「カーネーション」の場合、国内生産量が落ちても輸入切花本数が増加するという傾向となっているが「百合」の場合、世界中の切花産地がオランダの球根に切花生産を依存していて自国消費分は自国で生産される傾向となっている。
最近の情勢は、
南北アメリカ生産量増加、消費量増加
旧東欧 生産量増加、消費量増加
西欧 生産量横ばい、消費量減少(旧東欧への切花輸出増加)
アフリカ 生産量減少、消費量不明
中央アジア 生産量増加、消費量増加
台湾 生産量増加、消費量増加
韓国 生産量減少、消費量不明
中国 生産量横ばい、消費量横ばい(パテント代を払わない違法流通球根による切花生産約30%と推定)
となっている。
06年は切花価格が全般的に低迷したため、次年度に向けて減少傾向はやむを得ない。近隣国の生産状況もまだまだ脆弱であり、合わせて遠方国よりの切花輸入は考えられない。(品質的に日本の切花マーケットでは通用しない。)
あまりにも切花生産の減少率が大きくなれば切花市場への供給の不安定感が生まれるので、減りすぎは良くありません。外国産切花に「隙」を与えない生産出荷計画は維持して欲しいと思います。「自国での消費はあくまでも自国での生産物で」を維持できる産業であり続けたいと願っています。
透かし百合、L.Aは品薄気味です。
O.H、O.Tも同様ですが世界全体の消費も伸びておらず、価格は落ち着いた動きとなっています。白系の球根が特に売れていないようで価格が下っていますが、価格は下っても日本国内の切花生産は増加しないと思います。
以上
詳細はお問い合わせ下さい。
森山 隆