平成17年8月12日
お客様各位
株式会社 山喜農園
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FAX 025-794-4168
球根情勢報告
南半球百合球根
平素よりお引き立ていただきまして誠にありがとうございます。
6月下旬のチリ産イエローウィンに始まり、本日までに相当数の欠品報告をすることとなりました。
毎年のこととはいえ、ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ありません。
調整作業を進めてまいりましたが、未調整品種はCH産のティバー、ソルボンヌ、他数品種およびNZ産カサブランカ(DJ社扱い分)となりました。
すでにご報告していますリアルト、シンプロン、シベリア、カサブランカ、などの白系オリエンタル同様、最重要品種であるチリ産ソルボンヌについてもかなりの欠品が予測されています。
代替品種の確保を進め、準備に勤めてまいりました。
現在までの状況をご報告いたします。
〔 ニュージーランド産 : NZ産 〕
サザンフローラ社 欠品連絡は残すところカサブランカのみ(お盆明けにならないと判らない)。
その他の品種の報告は終了。作況は良くなかったが、昨年の経験から慎重な販売を行っていたため比較的欠品率は低かったようです。
バッカー社 記録的な豊作。PO社・VZ社から購入するこの会社の作況が良かったおかげで欠品した穴埋めができたように思う(バンザンテンNZ社からも助けてもらった)。
バンザンテンNZ社 バッカー同様、作況は良かった。多くの欠品の代替え補充をさせていただけた。
ただし一部の畑で定植が遅れてしまい、該当した品種については大きな欠品となった。
(例 : シイラ、ビビアナ、コンスタンタ、カサブランカ、アクティバなど)
〔 チリ産 : CH産 〕
サンハーベスト社 作況は良くない様子。バンザンテンNZ社の一部の畑と同様に植え遅れが主たる原因のようです。
鹿児島県沖永良部島や新潟県内においてもそうだが、定植後、急速に温度上昇する生産地においての定植遅れは重大な問題です(バンザンテンNZ社のラカイヤ地区、サンハーベスト社のロサンゼルス地区、ソネ社のバルディビア地区が該当気象条件の生産地となります)。
「情勢報告〜南半球百合球根〜平成17年8月12日」
バンチューリップ社 標準よりやや良。
サザンバルブ社 早太り系の品種は苦戦(イエローウィン、ルレーブ、アカプルコなど)。
ソルボンヌ、シベリア、マルコポーロなどは平均作となったようです。
ソネ社 昨年は輪付きの点でやや問題はありましたが、供給の点においては、バンザンテンNZ社、サザンフローラ社の欠品の穴埋めをしていただくには本当に活躍してくれました。(昨年は記録的な豊作だった)
今年は最悪の作況です。16/18以上のサイズの欠品率は品種にもよりますが、25%〜70%にも達する勢いです(ちなみに去年のバンザンテンNZ社のソルボンヌ・カサブランカとサザンフローラ社全品種の欠品率は、今年のソネ社を上回るものでした)。
太りが悪かったのは、定植遅れと4月の寒波(マイナス5℃〜7℃)が原因といわれてい
ます。昨年とは逆に、輪付きの点では良い方向に向いてくれればと願っています。
その他 前回報告どおり。取引が少ない(または無い)ため、細かいレポートはできません。
当社のここまでの動きは 最大時 約7,760,000球 確保
約7,630,000球 受注
欠品により 約7,100,000球 まで確保数減少
追加調整を行い 約7,580,000球 まで再確保
(ただし、CH産ソルボンヌ・ティバー、NZ産カサブランカの減少はまだ反映していない)
現在 約7,400,000球 の受注となっています。
約200,000球の在庫を確保していますが、この数量で未報告の欠品数に足りてくれればと願っています。
ご不明な点などございましたらお問い合わせ下さい。
ありがとうございました。
森山 隆