平成17年8月18日
お客様各位
株式会社 山喜農園
新潟県魚沼市原1280-1
TEL 025-794-2455
FAX 025-794-4168
2005年産南半球百合球根 在庫表送付について
平素よりお引き立ていただきまして誠にありがとうございます。
05年産南半球産百合球根の作況による受注変更に際しまして、今年も多くの変更作業を行うこととなりました。
皆様には大変なご迷惑をおかけいたしまして申し訳ありません。
8月17日に、ほぼ最終報告品種となるカサブランカNZ産の連絡が入りました。これで99%以上の報告が入ったこととなります。
お盆前の情勢報告で既におつなぎしていましたが、ソルボンヌCH産の欠品は予測をはるかに上回るものでした(16/18サイズ 約16%、18/20サイズ 約41%、20UPサイズ 約36%)。
輸出業者の未販売在庫も底をつき始め、なかなか有望な代替え在庫を確保することが難しくなってきています。
欠品連絡が入る前から事前準備を行っていたつもりだったのですが…。
今回配付の在庫表は本来受注されていた作型・配色のバランスを整えて確保したつもりです。よろしくご確認下さい。
8月16日以降、日本向けに球根を輸出する予定の10輸出業者に取り扱い状況の確認をしたいと申し込んだところ、本日までに5件の輸出業者から回答いただき、
NZ産 約 11,838,000球
CH産 約
5,699,000球
合計 約 17,537,000球予定
との報告が来ています。
残り5件の輸出業者の取り扱い数量は本年3月11日調査の段階でそれほど多くありませんでした。
約1,800,000球〜2,200,000球ほどと推定されます。
したがって05年産南半球産百合球根の輸入予定量は約19,350,000球〜19,750,000球となるようです。
(8月18日現在)。
3月11日の時点では約22,300,000球が日本向けとして確保されておりましたから約10〜11%の欠品となるよう
です。
当社の場合、確保数ピーク時
約7,760,000球 → 現在 約7,410,000球 となっています。約4.5%の欠品となりました(8月18日現在)。
結果的に04/05年産南半球産総輸入量との比較は約22%の増加に留まるようです(当初予定は約38%増だった)。
03/04オランダ産百合球根についても約13,000,000球±1,000,000球と、予測を上回る減少数となるようです(約8%減少。推定)。
「05年産南半球産百合球根在庫表送付について〜平成17年8月18日」
昨年は台風その他、多くの気象災害に見舞われ、8月〜12月の市場流通が大きく乱れました。
今年は球根輸入量減少に伴い国産切花本数が減少してしまう傾向を示すように見えますが、昨年の気象災害によるロスはそれを上回るものだったともいえます。
最近の切花市場の『卸し売り問屋』的な価格形成方法は確実に進んできていると思います。流通量が減少していくときに最も重要なのは、生産供給量の正確な把握と伝達と考えます。過剰流通による値崩れよりむしろ数値化されていない流通が価格に悪影響を及ぼすケースが目に付き始めました。
欠品につきましては多大なるご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、可能な限り早く情報を伝えていきたいと考えております。
しっかりとした『生産計画』と『販売計画』を立てていただけるようがんばります。
よろしくお願いいたします。
森山 隆