平成17年4月22日
お客様各位
株 式 会 社 山 喜 農 園
新 潟 県 魚 沼 市 原 1280-1
TEL. 025-794-2455
FAX. 794-4168
E-mail:info@yamaki-noen.co.jp
HP Adress.http://www.yamaki-noen.co.jp
球根情勢報告
平素よりお引き立ていただきありがとうございます。
オランダ産アイリス
04年産
報告事項無し。
05年産
報告事項無し。
ニュージーランド産チューリップ
05年産
現在までの受注数 170,900球 現在現地にて温度処理中
オランダ産チューリップ
04年産
特別な報告事項なし
05年産
販売状況
当社においては、ほぼ昨年と同様の速度で注文をいただいています。
特殊コンディション球の取扱予定数が昨年の総取扱数に達していますが、これは深谷地区において、大手生産グループが農協仕入れに変更になった注文が当社に発注されたために起きている現象です。既存の取引先のみで取扱量が増加する要因は無いように思います。
標準球においても4月採花用に確保されていた球根が、本年の切花相場展開から減少が予測されますので、その分が減少すると思われます。
新品種につきましては、変り咲き系の導入については八重咲きタイプを除き一服感があり、落ち着いた動きとなる様子です。スタンダードの品種を新しいものに変えていただきたいと願っていますが、なかなか進まない様子です。なんとか2〜3月の継続切花市場出荷ができて、買参人にも覚えていただける取り組みができないものかと願っています。
現状のオランダにおけるチューリップ球根の生産体系では、旧来の品種での球根品質安定化供給は難しいものがあると考えるからです(例えばカプリ,G・アペルドーン,メリーウィドーなど)。
面白い話が聞けました。04年産チューリップ球根取引において、輸入会社毎にたずさわるマーケットにより明確に仕入れ価格帯が定まりつつあるそうです。例えば、植栽ないしドライセール(ミックス販売)60〜70ユーロセント、変り咲き+大球ドライセールマーケット90〜100ユーロセント(60〜70/90〜100はまだ混在している様子)、営利栽培家向け球根115〜125ユーロセントと、はっきりした棚ができているそうです(当社の場合、約117ユーロセントとなっていました)。チューリップ球根取扱業者もマーケット毎に専門化が進んできているようです。
生産状況
05年産もここまでは平年より約1週間遅れているそうです。ただし、作況/芽形成ともに花摘みが終わってからの天候が勝負とのことですから、まだはっきりしたことは言えません。今月は例年より涼しく、雨も定期的に降っているそうで、大きな波の無い生育環境だそうです。
詳細はお問い合わせください。
参考:山喜農園及び日本の状況(資料1)
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02年産 |
03年産 |
04年産 |
04年産の3月末 |
05年産の4月13日現在 |
標準球計 |
7,316,903 |
5,028,547 |
5,428,355 |
1,817,900 |
2,586,100 |
標準球小計 |
7,316,903 |
5,028,547 |
5,428,355 |
− |
− |
H.M.Turbo球 |
616,500 |
606,766 |
481,350 |
460,600 |
337,608 |
V.Z.・J.W. Plastic球 |
1,377,015 |
1,167,705 |
747,100 |
540,700 |
828,000 |
V.Z.・J.W. Early球 |
899,595 |
931,615 |
717,420 |
409,400 |
693,600 |
N.Z.産チューリップ |
30,000 |
200,000 |
96,900 |
96,800 |
170,900 |
特殊コンンディション球合計 |
2,923,110 |
2,906,086 |
2,042,770 |
1,507,500 |
2,030,100 |
当社営利栽培家向け |
8,000,000 |
7,600,000 |
7,060,000 |
− |
− |
当社総取扱量 |
10,240,013 |
7,934,633 |
7,471,126 |
3,325,400 |
4,614,600 |
日本全体の 営利栽培家向け(推定) |
73,000,000 |
70,000,000 |
68,000,000 |
− |
− |
日本の総輸入量 |
234,400,000 |
211,500,000 |
239,100,000 |
− |
− |
※日本の輸入量は税関統計より
※04年産の日本全体の営利栽培家向け輸入量は一部輸出業者で「もっと少ない」という分析もある