平成16年2月17日

お客様各位

株 式 会 社    山 喜 農 園

新潟県北魚沼郡堀之内町原1280-1

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球根情勢報告

 

 

 平素よりお引き立ていただきありがとうございます。

 

 

オランダ産アイリス

02年産

 

 報告事項無し。

 

03年産

 

 報告事項無し。

 

ニュージーランド産チューリップ

 

04年産

 

 全農新潟管内・埼玉・北海道で約230,000〜250,000球予定。

 

オランダ産チューリップ

03年産

 

 12月末のオランダ球根輸出統計によれば

207,000,000球輸入された様子。

 前年02年産との比較で

約 30,000,000球減少。

 国産球も

約 20,000,000球減少しているので

 合計の流通数で

約 50,000,000球もの減少となっている。

 

したがって余程の失敗がない限りは、各取扱い業者とも営利用・ドライセール用共に在庫は無かったようです。営利栽培家向け輸入球は前年約73,000,000球といわれていますが、03年産については約68,000,000球に減少しています。切花消費の変化なのか、11月〜12月はこれだけ流通数が減少しているにもかかわらず相場は低迷しましたが、1月以降は堅調に推移しているようです。一部事故も確認されていますが、それほど大きな事故にはなっていません。特に種球の新しい品種については優秀な成績となっているようです。

 

※一部で日本国内での流通量の少ない品種を新品種扱いする方が居られるようですが、これは間違いです。当社が言うところの新品種は、発表されてからの時間が短く力の強い健全な種球から作られて、新しく流通に乗ってきた品種を「新品種」と呼んでいます。

 

04年産

 

 1月末日までに特殊コンディションの球根価格表を配布しました(V.Z.社/J.W.社プラスチック球・V.Z.社/J.W.社アーリー球・H.M.社Turbo球)。

 

 2月15日現在、約1,700,000球のご注文をいただいています。昨年同時期には既に約2,500,000球のご注文をいただいておりましたので、特殊コンディションの球根の取扱量がかなり減少してしまうのではないかと考えています(03年産は約2,700,000球、04年産は今のところ約1,400,000球となっています)。

 

 標準球価格表については2月〜3月上旬を目処に発行する予定です。昨年同様新品種販売に力を入れたいと考えています。

 

 

国産百合

03年産

 

 促成球の出庫が進んでいます。昨年よりも萌芽の揃いが良く、スタートの段階での葉色が濃いようです。まずは順調なスタートを切りました。

 

 

04年産

 

 栽培面積を減少させてのスタートとなりました。

 

 新しい動きとして、量販向け球根の価格から品質への回帰現象が生まれるようです。現在注文にはなっていませんが、例年から比べると「量販」と深く結び付いている種苗業者からの問い合わせが大変多く、驚くとともに嬉しく思っています。

 

 

オランダ産百合

03年産

 

鉄砲百合

 約700,000球の受注。04年産鹿児島県産(日之本)の減少との関連で過去最大の受注量となっている。

300,000球増加の予定)。

 

透かし百合

 約10,000,000球の受注。前年同様減少傾向です。△1,300,000球減少。

 

L.A.ハイブリッド

 約8,400,000球の受注。約1,000,000球増加の予定。

 

※透かし百合とL.A.は合わせてやや減少予定です。

 

オリエンタル

 約26,000,000球。約700,000球増加の予定。

 

03年産の南半球産と合わせて微増となるようです。

04年産の南半球産の動きはまだわかりません。

 

 

 全体で約500,000〜700,000球増加の予定です。

 

 カサブランカ18/20〜24/+で約400,000球の欠品報告が入りました(2月15日)。原因はエライザー検査をした段階でバイラス罹病ロットが見付かったためです。大変ご迷惑をお掛けすることになり誠に申し訳ありません。この数量は当社取扱い予定数(オランダ産開花球)の約16%に相当します。過去に記憶の無い欠品となりました。

 

 白系オリエンタルの過剰が指摘されていた状況の中では、もしかしたら良い結果に繋がるのかもしれません。代替案として、シベリア,クリスタルブランカ,ソルボンヌなどを用意する予定です。

 

 

参考:山喜農園及び日本の状況(資料1)

H15年12月27日付発行情勢報告をH16年2月2日に追加・修正)

    (ニュージーランド) (チリ) (オランダ)

当社輸入状況(N.Z.産 +Chile産 + N.L.産)及び98年産〜03年産百合球根弊社出荷状況及び予定

                                          (単位:1,000球)

 

    12月出庫

(N.Z.+Chile+ N.L. )

1月出庫

2月出庫

3月出庫

4月出庫

5月出庫

6月出庫

98年産

  (  130+3,270)

4,000

2,700

4,300

4,300

3,400

3,800

99年産

  ( 1,350+2,750)

4,900

4,600

4,600

2,900

3,600

4,400

00年産

  ( 2,450+2,750)

4,400

2,700

5,000

3,300

4,000

4,100

01年産

  ( 3,500+2,100)

4,300

2,900

4,500

5,200

3,100

3,800

02年産

  ( 5,600+2,100)

4,300

3,200

4,400

4,600

3,200

5,600

03年産

  ( 5,000+1,950)

4,700

 

 

 

 

 

      (↑カッコ内左:N.Z.+ Chile)

 ニュージーランド/チリ産球根の出庫数は掘り取り年の9月〜翌年2月10日までの合計出庫数です。

 

 

 

 

 

 

 

 

当社輸入量

 

 

7月出庫

8月出庫

9月出庫

10月出庫

11月出庫

12月出庫

合計1

(当社占有率1)

合計2

(当社占有率2)

98年産

6,200

5,800

4,500

 3,600

 1,300

   400

47,700(25.6%)

48,800(26.0%)

99年産

6,600

5,800

4,500

 2,300

 1,050

   250

49,600(27.0%)

50,800(27.5%)

00年産

7,000

6,300

3,500

 1,500

   800

   540

48,300(27.5%)

49,200(27.6%)

01年産

6,400

6,000

3,100

 1,200

   700

   220

47,000(28.5%)

49,050(28.5%)

02年産

5,800

5,100

3,300

 1,500

860

420

50,300(28.8%)

49,400(28.1%)

03年産

 

 

 

 

 

 

50,300(予定値)

 未定( ? )

 

 

日本の輸入量(推定)

参考

   合計計算式1

(N.Z.+Chile+ N.L. )

合計計算式2 

98年産

    150   +186,600 = 186,750

188,100 

99年産

  1,500   +182,100 = 183,600

185,100 

00年産

  3,000   +173,000 = 176,000

178,000 

01年産

  5,000   +160,200 = 165,200

172,100 

02年産

 11,890〜 +163,050 = 174,940

175,050 

03年産

 12,000〜 +  ?

 

    (↑カッコ内左:N.Z.+Chileの推定球数)

※合計計算式1:同一掘り取り年のオランダ産+南半球産の輸入合計数(02年産は予定)

※合計計算式2:オランダ産+翌年の南半球産の合計数(02年産オランダ産はほぼ確定/03年産南半球産は

        推定)

※日本の輸入量はオランダ植物輸出統計及び植物防疫統計より

 

 

04年産

 

 まだ検討していません。

 

 

南半球産百合

 

03年産

 

 作柄良好、切花相場堅調。このまま順調に行ってほしいです。過剰球根輸入にならないことは本当に良いことだと思います。

 

 

04年産

 

 今週中に価格表発行予定。添付する文章をご参照ください。

 

 

 以上、情勢報告でした。詳細はお問い合わせください。