平成15年10月24日
お客様各位
株 式 会 社 山 喜 農 園
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03年産オランダ産球根在庫表送付について
平素よりお引き立ていただきましてありがとうございます。
10月24日付オランダ産球根在庫表を送付させていただきます。掘り取り期を迎え、球根相場も少なくない動きが発生しています。よろしくご確認ください。
球根相場の動き
・透かし百合 全体に下げ気味。
・L.A. 黄色 → 上昇。ピンク/赤 → 下降。オレンジ/白 → 横這い
・オリエンタル 全体に下げ気味。いくつかの品種が再び大きく下げた。
・鉄砲百合 フォックスは大球不足気味。エレガンス/ヘブンは大球が多く、小球が少ない。
・01年産 掘り取り終了後大きく価格が下がった。
・02年産 掘り取り期間中に下げた。
・03年産 掘り取り約1ヶ月前に下げた。
という流れのようです。早く、先に買った人が損をしないようになってほしいものです。
百合球根受注状況
10月末受注数 |
00年 |
44,450,445 球 |
最終 48,333,057球 |
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01年 |
41,211,880 球 |
〃 47,081,016球 |
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02年 |
45,212,978 球 |
〃 50,293,521球(03年9月末現在) |
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03年 |
44,400,055 球 |
10月24日現在 (未定 継続中) |
透かし/L.A. |
昨年より黄色/ピンク/赤/オレンジ受注遅れ。白はほぼ同傾向。昨年確保できず大幅に減少したモナはなんとか確保できる様子。デジール、グロウ、タイクーンが順調。ピンクはビバルディ/ベルメールに代わり、サムール/アルガーブに。赤は良い品種が無く、オレンジは選択の幅が広がった。 |
オリエンタル |
ピンク/赤大幅に受注遅い。黄色大幅増加(ピンク/赤の代わり?)。白やや増加傾向。10月22日現在、白は全体の42%を占めている(前年最終シェア37%。最終はほぼ前年同様となるか?)。 黄色はイエローウィンが大幅増加、ついに8番目の全国輸入球数5,000,000球超の品種となる様子(過去の7品種:カサブランカ/ソルボンヌ/シベリア,20,000,000球超。アカプルコ/マルコポーロ,10,000,000球超。ルレーブ/スターゲイザー,5,000,000球超)。 品種栽培特性から周年安定供給可能な品種に育てばと期待しています(平均単価が高くなる)。イエローウィンの養成球導入量を増やして夏場の作型対策を立てています(主に新潟県)。南半球産も計画中(ソルボンヌ/シベリア型)。一方マニサも高品質マーケット用を目指し販売球数の80%が養成球です(カサブランカ型)。 白はカサブランカ/シベリアの弱点を補うべく(受注状況はカサブランカ横這い/シベリアやや減少)、茎が固くボリュームのあるクリスタルブランカ、丈が伸びすぎず輪が付きすぎないで大輪のノバセンブラ、栽培はごく難しいので果たしてできるかどうかわからないが上向きの高級感のあるリアルトなどが増えています。 赤はアクティバが減少しているようですが、これは03年国産が増えるためで04年切花流通本数は品質の高いものが増加すると考えています。赤としては大変花持ちの良いビビアナが増加しています。大球性のため16/18では輪が付きにくいので、開花球は18/20のみです。国産化を図るため、受注球数のうちの養成球率は95%です。 淡ピンクではマルコポーロ/ティアラの減少が目立ちます。ウィレクアルベルティ/マレロ/シイラ/ジャスティナ/アスコナ/その他新Vletter淡ピンクの増加は、淡ピンク系の減少をカバーしきれていません。濃ピンクは受注が遅れているようです。ソルボンヌ、メデューサ、ロンバルディア、ルレーブ中心の展開です。 |
秋の新品種栽培試験は8月〜9月の異常気象から、根量が昨年の60%くらいしか確保できませんでしたが、まずまずの品質のものができました。劣悪な環境の中で作ったものですからここでの結果が全てだとはいえません(各輸出業者の到花日数表や障害有無があいまいなことと同様です)。
ただ、難しい環境だったからこそわかったことも一杯ありました。収穫の多い試験でした。
為替は1EURO=¥130前後で安定しています(やや円安気味:10月24日現在)。
よろしくお願いいたします。