平成21年7月15日
お客様各位
株 式 会 社 山 喜 農 園
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球根情勢報告
09年産ｵﾗﾝﾀﾞ産百合球根価格表 第2回送付にあたり
平素よりお引きたていただきまして、誠にありがとうございます。
6月23日付けで、09年産ｵﾗﾝﾀﾞ産第1回価格表送付したばかりなのですが、早くも第2回改定版の発行をしなければならない状勢となりました。
本年の特徴は、過去数年間の取引きとは違い、明らかに強い価格上昇傾向を示していることです。
一生懸命状勢を分析して、仕入を進めてきたつもりなのですが、既に、第1回価格表発行時ですら、価格表発行前に受注した価格より値段が上昇してしまっていましたが(逆に下った物もありましたが)、今回の価格表はさらに上昇してしまっています(もう、主要品種の中で価格が下がる物は当面無い様です)。
球根作況については、春先の天候に恵まれ、「良いｽﾀｰﾄを切っていますが、6月の平均気温は決して高くはありません」。(昨年の6月より、日照時間が短く気温も低い。当社Homepage 情勢報告2009.07.06 参照)
当社の場合、7月15日現在、昨年比77%仕入れ、63%受注となっていて、日本の全体的な動きも、ほぼ同様な傾向となってきている様です(主要輸出業社分析)。大変ありがとうございます。
しかしながら、取引きは、昨年よりやや遅れ気味の状勢となっています。(当たり前ですよね、遅く始めたのだから)
ｺﾒﾝﾄは、前回同様
1) 「主要品種をしっかり押さえて下さい」
2) 「品種入れ替えをするﾁｬﾝｽの年となります」
3) 「特殊ｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝの使用方法を見極めて下さい」
本年も大勢の皆様より、展示温室、試験栽培に、お越し頂きました。又、今年は堀之内の切花栽培現場・津南の球根栽培現場を、育種会社・輸出業社・他輸入業社の方々に、視察頂けたと思います。球根を実際に消費する切花農家・市場・買参人の方々に見て頂けたのもありがたい話ですが、実際に球根生産・輸出入販売業務に携わっている方々にお越し頂き、その状況を確認頂けた事は大きな収穫だと感じています。
全体的に低迷している球根業界ですが、ｵﾗﾝﾀﾞ/南半球の球根農家の努力を見てやって欲しい。販売業社が、そして、切花農家が、球根ごとの特徴を掴んで、その力を発揮させてやる事が、彼らの努力に答えてやる事だと思います。
宜しくお願い致します。
以上
森山 隆