平成1991

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球根情勢報告

 

 

 

07年産南半球産百合球根在庫表送付にあたり

 

 

 

平素よりお引き立ていただき誠にありがとうございます。

 

07年産南半球産百合球根作況についてはほぼ確定となり、

日本全体では約24,500,000球〜25,000,000球のO.H系と約1,300,000球の透かし百合・L.Aが確保されているようです。

 

 O.H系は前年対比、約2,400,000球〜2,900,000球増加となるようです。(埼玉県大手の切花生産グループが相当数オランダ産抑制球/促成球から南半球産へシフトを進めているそうですので、このクループ以外の日本の増加球数は約1,400,000球〜1,900,000球と考えています。)

 

 これまでは単年度ごとの増加が大きい事に、「日本の切花生産体制・消費体制の準備が追いつかない」「確保供給される各々の球根産地と切花生産地の気象条件がマッチしない」等、心配な点が多々ありましたが、本年の様な切花作型に合わせた球根産地毎の供給体制がとれれば1月〜5月のオリエンタル切花市場規模が約36,000,000本あることから(市場販売実績データより)球根供給過多は生まれないのではないかと考えます。

 

 一点注意しておきたいのは、「昨年の12月は切花が安かった」「本年3月、4月は切花が高かった」事によって起きる生産出荷時期の過度な変更です。(年末出荷を少なめにして10月〜1210日頃を増やし、3月切の生産量を増やす)

 

 「平らな切花出荷」が販売単価を最も安定させる方法だと考えます。十分作型検討を行なって球根導入を行なってください。

 

適応為替レートは1EURO=\155.0-で決定いたしました。

 

 日本の業社はある程度の在庫を持っていますが、一方で慎重な仕入も行なっていますので大きな影響は出ませんが、他国では南半球産とオランダ産の変更が日本ほどうまく進んでいませんのでかなりの球根安売合戦が始まっています。極端な不人気種の場合ニュージーランド、チリにて現地廃棄も行なわれるそうです。(今回当社在庫表でも一部球根価格が下っています。)

 

 これらの動きを予測していた輸出業社は(南半球産を本気で扱っている輸出業社。オランダでも大手の会社。)は07年産オランダ産百合球根についても相当慎重な仕入が行い、8月末まできているのに昨年一昨年から見ると20%〜30%も仕入契約している量が少ない情勢だそうです。

 

一部輸出業社の中には取り扱い予定量の50%に達していない会社もあるようです。(当社はすでに昨年比約76%確保済みとなっている。全体傾向から見れば早すぎたかもしれないが日本向けの特殊品種、特殊コンディションの構成割合が高まっており、それらの球根確保は早めに行なうべきだから。)

 

 

 「07年産オランダ産百合在庫表」は今週末から来週にかけて発行いたします。為替レートの情勢、南半球産の掘り取り結果が完全に把握できたことなどから球根取引にとって「9月」はとても大事な月になると思います。

 

 南半球産同様、オランダ産についても仕入計画を進めてください。

以上

 

 詳細はお問い合わせ下さい。

 

 

森山 隆