平成181130

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球根情勢報告

06年産 南半球産・オランダ産百合球根在庫表送付にあたり

 

 

平素よりお引き立ていただき誠にありがとうございます。

 

06年産南半球産、06年産オランダ産百合球根在庫表を送付させていただきます。

よろしくご確認下さい。

 

06年産 南半球産

  在庫も残すところ約30,000球となりました。

 06年産オランダ産「入荷遅れ」「休眠打破遅れ」等考慮に入れて導入検討お願いします。

 

 現在までに約5,9000,000球の球根の出庫が実行されています。当年最も出庫が早かった地区では(913日出庫)秋の気温の暖かさの影響もあると思いますが、ルレーブはもちろんソルボンヌ、コンカドール、あたりまでほぼ枝分かれが終了しているものが出てきました。

確認している切花圃場数が少ない為、多くはコメントできませんが、とりあえず順調のようです。

 N.Z産カサブランカで芽伸び(凍結中芽伸び)が確認されました。N.ZWアルベルティ、マルコポーロで腐敗事故が起きています。C.H産ブレッタ系の品種でもやや青かびが確認されています。

 

 C.H産 ソネ社分については圃場確認できていませんが、N.Z産サザンフローラ社、バッカー社、バンザンテン社共に成育は順調です。ウイルス、ネマトーダ、枝分かれ症ともまだ確認していません。

 C.H産 サンハーベスト社のイエローウィンは昨年より良い様です。

 C.H産 サザンバルブ社(PUGコード販売分)については一部の品種で「球根選別が悪い」という指摘を受けています。但し、昨年までのソネ社の物よりはボリューム感はある様です。球根産地別の品質特性がわかりやすい年となるようです。

 

 

06年産 オランダ産

徐々に作況が報告されつつあります。

 前回(106日、1117日)の在庫表配布案内、球根情勢報告でもご案内いたしましたが、06年産は「作が悪い」ということはほぼ確定的となるようです。

 

 透かし百合

   今や世界で一番高い価格を透かし百合球根、L.A球根につけられるのは「日本マーケット」ではなく、その「地位」はメキシコに移ったようです。(最大の理由は円安の為)

 

*メキシコは「切花生産輸出国」ではなく「切花生産消費国」です。

 

世界的に花が高価なことで有名な日本ですが、残念ながら高価の理由の主因が「流通費用」とされていますので、生産コストの大きな割合を占める球根価格を下げようとしてもすでに限界に近い水準に来ています。

多くの重要品種が売り切れ、完売となりつつあるようです。

正直なところ、メキシコに買い負ける事は予測できませんでした。

 

 

 L.Aハイブリット

    状況は透かし百合と同様です。

   ゴールデンタイクーン14/16、セベコデジール14/16(当社若干在庫有り)パビア12/14、カプレット14/16、ロイヤルトリニティ16/18などの輸出業社在庫が早々に無くなってしまいました。又、ロイヤルトリニティ14/16,16/18サイズについてはまだ確定していませんが若干欠品が発生しそうです。これら、重要品種が売り切れた理由も作の悪さと、メキシコ、コスタリカなどの消費量の増加が原因とされています。これも予測できませんでした。「ショック」です。

     切花価格がもう少し上昇しないと07年産以降の球根仕入れ販売が本当に難しくなってしまいそうです。(円安はさらに進んでいます。)

 

 

オリエンタル、O.T

    O.T系の掘り取りが始まっています。どうやらロビーナは大欠品となりそうな雰囲気です。

   コンカドール、マニサも同様な傾向です。

   イエローウィンについては球根の売れ行きが(当社扱い05年産約2,900,000球、06年産約1,450,000)悪いため仮に作が悪くとも受発注数は納品されると思います。本年の切花市況展開からいけばちょっと減り方が多すぎるように感じます。

   オリエンタル系についてはまだ情報が入ってきませんが、透かし、L.AO.Tともに作況は良くないようなので全体的には結して良くはならないと思います。今回の在庫価FOB(当社仕入れ価)にもすでに反映されてきていますが、底値に張り付いていた品種も上昇ないし売切れが始まってきています。

   オリエンタルの最終仕入れ期としては、12月上〜中旬が最終ラインとなるようです。カサブランカ、ソルボンヌ、シベリア、イエローウィン、ロンバルディア、リアルトなど経営の中心品種については早めの対応が求められます。よろしくお願い致します。

 

 

為替管理状況

大変厳しい情勢です。(1130TTSレート1EURO=\154.64

  05年産抑制アイリス    1EURO=\145.0  (全期間)

  06年産抑制フリージア     1EURO=\145.0  (全期間)

  06年産オランダ産チューリップ  1EURO=\141.0  (全期間)

  06年産南半球産百合    1EURO=\141.0  (全期間)

  06年産オランダ産百合   1EURO=\142.5  (06102AM注文分まで)

  06年産オランダ産百合   1EURO=\未定   (06102PM以降注文分の適応レートはまだ決定していません。1EURO=\150.0前後となる予定です。

 

 

 

追記

     07年産ニュージーランド産チューリップ球根価格表

  ⑵07年産国産百合球根価格表を速報としてお送りいたしました。年末にかけてお忙しい時期を迎えてきましたが、確認願います。

 

     07年産南半球産百合球根の取引は、12月中旬〜1月中旬にかけて始まる予定です。すでに導入したい球根産地(N.Z産かチリ産か)、品種、が決まっているようでしたら、いつ始めてもかまいません。

  よろしくお願い致します。

 

以上、情勢報告でした。

 

詳細はお問い合わせ下さい。                             森山 隆