球根情勢報告

平成18年10月6日

各位

株式会社　　山喜農園

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球根情勢報告

06年産オランダ産百合球根在庫表について

平素よりお引き立ていただき誠にありがとうございます。

　０６年産オランダ産百合球根在庫表をお送りいたします。

　よろしくご確認下さい。

　先月の情勢報告（9月期在庫表）の際、ご説明させていただきました様に｢為替レート｣の状況は依然として厳しいままです。2000年以降では初めてのｹｰｽとなりますが、10月2日午前中までに受注した球根については1EURO＝\142.5にて円貨確定をさせていただきました。

　10月末の｢出荷残一覧表｣送付時には円貨が入力されていますので、ご確認下さい。

　10月2日午後以降受注分については｢オランダ渡し価格｣＝｢当社仕入れ価格｣＝｢FOB価｣にて受注させていただき、例年通り12月中旬には｢円貨確定｣していきたい考えです。

　今回の在庫表は、1EURO=\145.0／\147.5で計算しています。合わせて、先日までの価格との比較ができる様に｢参考｣として1EURO＝\142.5で計算した価格も載せておきました。為替による変化がわかると思います。（先月とはFOB価が変わっているサイズもありますので注意）

　10月以降の受注については1EURO＝\147.5以下で計算できる様為替管理に努めてまいります。（10月5日ＴＴＳﾚｰﾄは\151.08でした。）

球根市場動向　

① 透かし百合、ＬＡﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞの価格は先月以上に上昇しています。

② 鉄砲百合はWｴﾚｶﾞﾝｽがやや下り、Wﾍﾌﾞﾝが価格上昇、Wﾌｫｯｸｽは横這いとなっています。

③ ｵﾘｴﾝﾀﾙO･Tについては横這いから下げ基調のままです。オランダで最も優秀な品質の球根生産会社の1つであり、シベリアの育成会社でもあるMAK社及びﾘﾘｱﾝﾃﾞ社の球根は過去3～4年間ZaboPlant社がほぼ独占的に取り扱っておりましたが、マーケット情勢の悪化と価格設定の失敗の為、販売が順調に進みませんでした。独占的な取引関係は解消され複数の輸出業社が取り扱い可能となりました。先月から、価格が下り基調でしたが今月はよりその傾向が顕著になってきています。

作況　　　透かし百合、ＬＡ

　概ね順調。近年12/14、14/16ｻｲｽﾞの販売は順調だったが大球の販売不振が続いていた。この為オランダの球根農家は定植間隔は狭くしてできるだけ球根を太らせすぎないように調整していた。この栽培方法（栽植密度）では植物が十分に太陽の光を浴びることができず見てくれのｻｲｽﾞ通りの仕事をしてくれない。最近一部のＬＡ品種で12/14から14/16さらに16/18まで使用ｻｲｽﾞが大球化してきているがオランダの球根農家がもう少し栽植密度を広げてくれれば「力のある球根」ができるのだが…と考えています。06年産は降雨量も少なく気温も高く、日照時間も長かったので、「力のある球根」ができるのでは、と期待しています。

鉄砲百合

　　　　　　　　　　　7月の高温の後、8月に気温が下り、9月は再び高温になった為｢ちょうちん球｣の多発を懸念していましたが、大丈夫のようです。8月には気温は下りましたが、夜温が13℃～14℃くらいまでしか落ちなかったので球根品質には悪影響を与えなかったようです。

ｵﾘｴﾝﾀﾙ、O･T系

　　　　　　　　　　　依然として肥大不足の状況が続いていますが、最終的には回復して作は良くなるだろうという分析をする会社が出てきました。

　今月末には輸入シーズンがスタートします。注文済みの品種で納期が確定していない分については早めにご連絡いただきます様よろしくお願い致します。

　まだご注文が済んでいない作型があるようでしたら、早めにご注文下さい。

よろしくお願い致します。

詳細はお問い合わせ下さい。

森山　隆