平成17年12月

2006年ユリ国産輸入一作球価格表

株式会社 山喜農園

 平素よりお引き立ていただきありがとうございます。

近年の国産球根の受注状況は養成栽培計画時からいっしょに考えて生産するものが増えてきました。本年も昨年同様切り花用抑制栽培球および超促成栽培球について販売可能な数量を確保しております。

また追って輸入球根の価格表のご案内ができるよう準備しておりますのでよろしくお願いします。

 本年当社のあつかう国産球は、山間地産遅掘り球根と新潟砂丘地産および北海道産の早堀り球根遅掘り球根がございます。

早堀り球根はスカシユリ8月上中旬、LA8月上中旬、オリエンタル9月掘り取りとなります。

遅掘り球根はオリエンタルのみで1020日以降掘り取りの予定です。

1 球根価格について

価格は当社倉庫渡し 消費税、国内配達料、冷蔵賃別です。
(北海道産については北海道渡し)
決済

11月末まで納品分   納品月末〆 翌月清算
12
月以降の納品分   1130日〆 年内清算

詳細はお問い合わせ下さい。よろしくお願いします。

2 国産球根について

無処理球(加工用を含む)

 掘り取り後休眠打破前の納品となります。(8月、9月納品の透かし・LA・オリエンタルは球根内に翌年の芽ができていません。また、球根養成圃場での摘花期から60日以前に掘り取られた球根は次年度の生育・開花に大きな問題がでることが多く、ドライセール用途においても望ましくありません。)

処理済み球根

促成用(温度処理行い芽を作り、休眠打破させます。)
 当社早掘り球根を促成切花用に向ける場合、スカシユリは10月下旬以降、オリエンタルは12月中旬以降の出庫となる予定です。遅掘り球根を用いる場合は 2月上旬以降の出荷となります。

抑制用(掘り取り時に「土の中」で芽ができています。冷蔵保管できるよう温度処理を行います。)

 夏季の気温が比較的冷涼で、収穫期に向かい穏やかに気温が下がってゆくような地域において、十分な栽培期間養成するため早期に定植し、可能な限り遅く掘り取りを行った球根は冷蔵貯蔵時に問題がおきにくく、栽培時にも生理障害などの発生が軽減されると考えられています。

3 栽培コンディションの変更について

本年は昨期ご案内時期より栽培計画が進んでおりますが、栽培地の変更は比較的可能な状況です。又赤塚産(早掘り)については面積に余裕を見ています(ドライセール新品種導入用)。価格表にない品種、在庫数が少ない品種もオランダ産養成球が確保できる範囲で受注可能です。よろしくご検討ください。

4 当社国産球根の生産について

当社の取り扱う新潟産球根は、すべて切花用輸入養成球(EVR・SPなど)を国内1作したものとなります。販売不良だった球根や切り下球根の再養成は行っておりません。またご注文の使用用途によらず、全て切花用途に向けられる栽培管理、自社職員による圃場検査を行っています。結果、天候や管理上の問題で、生産球根のサイズ、数量に大きな変動が出てしまい、納品に際してご迷惑をおかけすることがあります。安定した球根品質維持のためなにとぞご容赦ください。