平成17年3月9日
お客様各位
株式会社 山喜農園
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バンザンテン社情報
平素よりお引き立ていただきありがとうございます。
先日バンザンテン社、ハンスダーメン氏より2005年産チューリップの推奨新品種のレポートが参りましたのでお伝えいたします。以下は、そのレポートを和訳したものです。
PALLADA (ﾊﾟﾗｰﾀﾞ)
遅い作型の赤色として良い。花保ち良く、若切りして比較的長い期間冷蔵庫内で保管しておくことができる。
SHOWBIZZ(ｼｮｰﾋﾞｽﾞ)
ピンク／白のバランスの良い花色。木姿も良く、花形優れている。今年の中では、最もお気に入りの品種。残念ながら、球根価格はまだちょっと高い。
WHITE PRIDE(ﾎﾜｲﾄﾌﾟﾗｲﾄﾞ)
白の芍薬の様に本当にきれいに重ねのできる八重咲き品種。市場性高いのではないか。
HORIZON(ﾎﾗｲｿﾞﾝ)
赤に白縁の八重咲きタイプ。生産面積上昇。この花を日本が好むかどうか、ぜひチェックしてみていただきたい。
SWEET DREAM(ｽｳｨｰﾄﾄﾞﾘｰﾑ)
バレンタインの枝代わり。きれいな薄めの花色。
SEMPER PINK(ｾﾝﾊﾟｰﾋﾟﾝｸ)
クリスマスマーベルタイプのピンク。栽培特性が非常に優れている。腰が上がりやすく、到花日数短い。彩花率の良い品種。
LADOGA(ﾗﾄﾞｰｶﾞ)
薄いピンクのトライアンフタイプ。栽培容易で、安全な品種。
CAPRI PINK(ｶﾌﾟﾘﾋﾟﾝｸ)
カプリの枝代わり。きれいな薄めのピンク色。
HONEYMOON(ﾊﾈﾑｰﾝ)
純白のフリンジタイプ。花も、木のボリュームも、デイトナより優れている。
ROYAL MASTER(ﾛｲﾔﾙﾏｽﾀｰ)
丸型の赤色花。茎のボリュームがあり、発色の良い赤色の花。
追記
MISTRESS(ﾐｽﾄﾚｽ)
この品種のブリーダーは、ライトハートという人物で、これまでにそれほど多くの品種を発表はしてきたわけではありません。このミストレスという品種は、中～遅い作型において長所といえるいくつかの特徴があります。
① この品種の球根の表皮はきわめて丈夫で、球根の貯蔵性に優れ、遅い作型の定植においてもカビなどの問題を起こしにくいと考えられます。
② 茎は非常に強健で、濃い緑色の葉色となります。到花日数が長いため（ほとんどの他の品種より遅い）、茎、花のボリューム共に、かなり優れています。
③ 花は、日光をうけるとハーフポジションまで開きますが、温度が下がれば簡単に花を閉じます。花保ちは良好です。
花色は、目を引く程鮮烈なピンク色という訳ではありませんが、ちょうど良いといえるくらいと思います。花のサイズは、常にかなりの大きさになるはずです。葉は、立ちやすく、肉厚で丈夫です。
結論としては、この品種を使う目的というのは、オランダの球根生産者、輸出業者、輸入業者、切花生産者の全ての人にとって安全で、容易であると言う事です。切花彩花率は常に高く、生産面積も既に１５haまで増えてきたので、今でも入手が可能です。
弊社では、プラスチックチューリップも取り扱っています。休眠打破予定週は、プラスチック球、12/UPで４５週。標準球では、12/UP ４８週となっています。
バンザンテンフラワーバルブ社
ハンスダーメン
以上。