平成25年3月7日

 

お客様各位

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球根情勢報告

2013年産南半球産在庫表送付にあたり

 

 

 

 平素よりお引き立ていただき誠にありがとうございます。

 

 

 13年産 南半球産 百合球根 在庫表を送付させて頂きます。

 宜しくご確認下さい。

 

 価格は二本立てで表記されておりますが、『左側』の価格を使用して下さい。

 『右側』の価格は、参考価格です。

 

 3月下旬以降、価格を見直す可能性があります。

 

 

 本年12年産南半球産の生育状況は、1月・2月採花期と比較して、3月・4月採花期を迎えてきますと、前半の状況とやや違った印象を持っています。

 

 ボリューム感・輪付きで、やや前年よりも劣るかなぁ〜と感じていた産地の球根が、やはり遅い作型で、その『球根産地の気象条件=球根の特徴』を発揮してきている様です。

 

 9月〜11月 球根納品期の品種構成・球根産地構成

 12月〜2月 球根納品期の品種構成・球根産地構成

 ハッキリと、メリハリをつけた導入計画を立てていかなければ…と、改めて感じています。

 

 

 今日現在の球根生産状況での問題は、やはり1月・2月期 納品分の品揃えという事になりそうです。(球根確保段階から、わかっている事ですが…。)

 

 白系についても、ピンク・赤系についても、ここの所が一番難しいのかなぁと感じています。

 

 4月・5月の切花市場流通期の配色はともかくとしても、品種構成が難しいと考えています。(品種が絞り込まれがち。)

 

 

 NZ産シグナムは12年産で約400,000450,000球、

 NZ産シグナムは13年産で約700,000800,000球位、流通する様です。

 

 日本全体での需要が強く、10月〜2月まで広い定植作型で使用される様ですが、早目の作型は別品種での対応、遅めの作型ではシグナム・コンスタンタなど。(もちろんシベリアは別格として…。)

 ピンク系でもそうですが、時期毎の品種の集中が生まれない様に出来れば良いなぁと考えています。

 

 

 南半球産球根にとって、長期冷凍される作型が1月・2月定植、低温低日照時 植付け作型です。

 

 日本の酷暑期に使える品種が限定的にある様に、この作型用品種のバリエーションを、この作型に向く球根産地で増加させて頂く事。

 

 かなり中長期的に、取り組んでいかなければ、いけないのかなぁと思います。

 

 ラカイヤ・ネイピア・ロサンジェルスの各生産地区での、期待が高いです。

 

 バルデデェビア・オソルノ近郊・ゴア地区でも、『芽が動きにくい』、『低温期・高温期、相方で発根力・伸長力』のある品種導入が望まれます。

 

 

 チューリップが南半球で生産される場合、最初は早生品種や冷蔵の難しい品種が、多く生産されました。

 その後、中手から晩成種の生産割合が増加してきて、今の生産品種バランスに落ち着いています。

 

 百合の場合は、早生種の重要性は現在の燃油代を考えれば当然ですが、低温時発根力の強い品種(リアルト・ソルボンヌ並みのスピードで、強い特性を示す品種)は、なかなか…難しいです。

 

 南半球産で、球根産地毎の特徴をしっかりと掴む重要性は、まさにこのポイントなのだろうと思います。

 

 

 昨年の1月〜3月期は、リーマンショック前の2007年から2012年の中でも、最も平均単価の高い3ヶ月間だったと思います。(38協力市場データより。)

 

 2013年の1月〜2月期は、過去7年間の中では良くない状況となってしまった様です。

 

 3月はなんとかなってほしい。

 

 2012年の4月〜6月期は、震災のあった2011年よりも、販売状況が悪かった。(2年連続最安値を更新してしまっている。)

 

 3年連続駄目という訳にはいかないでしょう!

 

 なんとか今年は良くなってほしいと思います。

 

 

 13年産南半球産は、1312月〜14年5月一杯(6月も…。)に、生産消費される球根です。

 

 しっかり計画が立てられる品揃えが出来ればと思います。

 

 

 宜しくお願い致します。

 

 以上